メッセージ

1980年代のヒトがん遺伝子の発見以来、がん化の原因分子を標的とした抗がん剤の研究開発が活発に進められた結果、最近では、分子標的治療薬と呼ばれる新ジャンルの抗がん剤が登場し始めています。また2003年にはヒトゲノムが完全解読され、ゲノム科学の網羅的な研究アプローチは、抗がん剤の創薬システムを大きく変えつつあります。今やがん医療は、がんの個性や個人の体質を治療に反映させる個の医療の時代に突入しています。
このように大きな変革がなされつつあるものの、がんはいまだ非充足医療ニーズの対象疾患であり、新たな医療手段確立のためのブレークスルーとなる研究成果が求められています。
フロンティアファーマは、がん医療におけるイノベーションを実現するために、2006年4月、長浜バイオ大学発の研究開発ベンチャーとして設立されました。フロンティアファーマでは、創立者(水上民夫)や連携する研究者ネットワークに蓄積された魅力的な研究シーズ、また創薬現場の実践的な知識や経験を財産として、新世代の革新的な分子標的抗がん剤の研究開発や創薬・診断薬の新規な基盤技術の開発を行います。これらの研究開発を通じて、がん医療に貢献することこそがフロンティアファーマの最大の使命です。
企業理念
